西 加奈子著 きりこについて

「きりこについて」

西 加奈子著

角川文庫 初版:平成23年

 

関西という土地になじみが無いからか、関西弁に無意味にびびります。

大阪や京都など、地区による違いがあるらしいのですが、なんだか「未知」的に聞こえるのです・・・ののしられたらどうしよう、とか。

決して、関西がきらいなわけではないのです。そんな目にあったこと無いですし!

西さんの関西弁はなぜか平気な不思議・・・。

しかも、猫が関西弁だなんて、超キュート!とまでも思わせます。

私が西さんを大変好きだからでしょうか。

ところてんには、絶対に酢醤油と青のりですけど。

 

内容:まぁまとぱぁぱに愛されて育つきりこ。

赤ん坊の時から、きりこはまわりの人を圧倒してきた。

子ども達が自我を持つようになった時、きりこに対するまわりの対応がすこしずつ変わってゆき、そして、きりこ自身の考えも変わると・・・

小学生の時からずっとそばにいる猫の「ラムセス2世」と共に、世の中で、また自分にとって大事なことを考えるきりこ。

そして、そのまわりの人々と猫たちは・・・

 

お気に入り度:★★★★★

猫好きの視点が大~変分かっています!

至上の生き物、猫!香ばしい肉球のにおいすらただよってくるよう・・・

スーハーしたい!!

愛されて育ったきりこだからこそ、人にも猫にもやさしくなれるのでしょう。

のびのびとした気分になり、元気が出てきます。

 

きりこについて (角川文庫)