皆川 博子著 猫舌男爵
「猫舌男爵」
皆川 博子著
ハヤカワ文庫 初版:平成26年
短編はあまり読みません。
この本は短編ですが・・・そうですねー、5編入っていますね!
皆川さんの書かれる文章はちょっと難しくて、スピードを速めて読むと、内容がわからなくなってしまうのですヨ。
だから、短編でありますが、短編気分で気軽に読めないんです!
すごーく分厚い小説も書かれていますが、こちらはこれで、楽しみが長~く続きます・・・とってもお得!!
内容:今いる世界に似たところ、どこかにこんな世界があるのだろうか。
水の中に死後の快楽を見出し、日本語の解釈を想像し、日常から少年が飛び立ち、・・・現実の狭間をのぞきこむと、そこにはあるのかもしれない。
奇想短編集5編収録。
お気に入り度:★★★★★
猫舌男爵とは素敵な猫なのかしら、人なのかしら・・・いつ出てくるのかしら・・・
あれ?
タイトル買いな本書でしたが、男爵のことは忘れて、奇想天外な話にどっぷりのめりこめました。
華麗で知的な文章が読みたい時に!
手軽に(分厚くない)皆川さんの作品を読みたい時に!!