島本 理生著 よだかの片想い

「よだかの片想い」

島本 理生著

集英社文庫 初版:平成27年

 

小説でもマンガでも、たまに恋愛ものが読みたくなる時期があります。

なんというか、悶えたい?幸福感を得たい?寂しい時でしょうか。

タイトルがそのまま「片思い」とでていたので、迷わすチョイス。

幸せになってほしいな、と思うのは、多大な自己投影をしてしまうからですね。

こんな楽しみ方をして恋愛小説を読みますが、いくつ読んでも良いものです。

 

内容:人間関係、特に男性に対して覚めた思いを持つの主人公の恋模様。

コンプレックスがきっかけで接点を持つようになった異性に惹かれるが、距離感、気持ち、人生経験の差で心がゆれる・・・初めて感じるもどかしさ。

素直な主人公が、好きになった相手に芯の弱さを相手に見せるが、結末は。

 

お気に入り度:★★★☆☆

せつない恋心に感化され、脳内物質が出て、お肌が活性化されます。

実らない片思いはつらいことばかりだけど(勝手な主観)、恋は楽しいこともある、むしろ、好きな人と一緒にいることは幸せだなと再確認できます。

クールな主人公がかわいい・・・

 

よだかの片想い (集英社文庫)