大島 真寿美著 やがて目覚めない朝が来る
「やがて目覚めない朝が来る」
大島 真寿美著
ポプラ文庫 初版:平成23年
本やさんでは、よく行くお店2店舗と、たまに行くお店数店舗をローテーションして、良さそうなものを物色。
(1日に数か所はじごするのではなく、1日1店だけにしています)
ポプラ文庫は、あまり目だたないコーナーに、少しだけ置いてあるイメージ。
しかも、大衆向けじゃなさそうな・・・あくまでもイメージですが。
大島真寿美さんの「ピエタ」が好みだったので、この本も見つけてラッキーという感じでした。
ぬるい水がひくいところをそろそろながれているような感覚が、とても落ち着くのです。
内容:父の育った家で、蕗さんと母と生活する主人公。
父と母の生い立ち、さまざまな人たちとの出会いと別れ。
祖母である蕗さんには華やかで複雑な過去があり、人間関係があり、そして、やがて終わりも訪れる。
そして、主人公自身の生活の変化・・・いろいろな出来事が思い出に変わるまで。
お気に入り度:★★★★☆
こんな家に住んだら、たのしそうだけど緊張しそうだな。
変に主人公が鈍感・・・だからこその、まったりした雰囲気なのかな。
不思議に癒されます。