どいちなつ著 作っておくと安心、便利 うちの常備菜と保存食
「作っておくと安心、便利 うちの常備菜と保存食」
どいちなつ 著
PHP研究所 初版:平成21年
(薄給なのに・・・)職場へお弁当を作ることは、無いです!
飲み物を、無印のプラ製タンブラーで持っていくのみです。
(中身:ブラックコーヒー・・・)
初めて社会人になった時にもっていった弁当の中身は、トマト(中)、ゆでたまご(丸ごと)、おにぎりでした。
栄養バランスには自信満々でしたね!
内容:著者は「こころとからだにやさしい」をテーマに活躍されている、料理家の方だそうです。
つけもの、常備菜のおかず、乾物の活用法、調味料、お菓子など、保存の効く食べ物の作り方を紹介しています。
材料がシンプルで、作り方も易しい。
初心者でもOKそう・・・わたしはまだ「りんごのシロップ」と「豆腐の味噌漬け」の2品しか作っていないので、たぶん、ですが。
煮込み料理以外、まともな料理を作らないわたしが表紙買いした料理本(!)ですが、作れそうな内容でひと安心です。
一緒に載っている文章がとっても柔らかく、見ていると癒されます。
写真もきれいで、使われている食器(食器以外のものを使うことも)もセンスがあってオシャレ、だけど素朴で気取らない感じのものが多いです。
筆者はセンスが良いのですね・・・うらやましい限り。
お気に入り度:★★★★☆
どのレシピもおいしそうで、日常で活躍しそうです。
基本も押さえているので、乾物をあつかったことがあまり無い人でもチャレンジしやすいのでは?(わたしは料理が苦手なので、あまり分かりません・・・)
だれかがこんな料理を作ってくれると、嬉しいですね!!
ひまな時にながめていると、なんだか楽しいです。
癒し系、お料理実用本ですかね。
星奏 なつめ著 チョコレート・コンフュージョン
「チョコレート・コンフュージョン」
星奏 なつめ著
メディアワークス文庫 初版:平成28年
新宿でやっていた「サロン・ド・ショコラ」に数年前、1回だけいったことがあります。
海外や国内の、(やけに!)高くて、こだわりがありそうなチョコがたくさんありました。
試食をし、ああいうところ特有な、異様な雰囲気にのまれ、味も分からなくなり、自分も見失い・・・。
訳の分からないあせりをだんだん抱きはじめ、数個購入。
自分用のものは、身の丈にあったものを選ばないといけませんね・・・コンビニお菓子大好き。
内容:会社でバリバリ仕事をする、少しお疲れ気味の主人公。
偶然が重なり、社内の男性とチョコレートがきっかけで交流するようになる。
女性から(男性からも)恐れられ恋に免疫が無い男性と、年のわりにはピュアで意外と傷つきやすい主人公の二人。
関わるうち、次第に、お互いに変わってゆくが・・・
お気に入り度:★★☆☆☆
普段だったら、絶対に選ばない類の本です。
帯に「ベッドの中で足をバタバタさせて読みたい」とか書いてあるんですよ!
「号泣必死!」とか、そういうの苦手です。
とか言って読み始めると、初めの方は「ああ・・・やっぱりな」と思っていましたが、なんだか途中からハマってきました・・・おかしいな・・・。
最後、うらやましい気分でいっぱいになってしまいましたよ!
魔夜 峰央著 飛んで埼玉
「翔んで埼玉」
魔夜 峰央著
このまんががすごい!comics 初版:平成27年
このまんががすごい!comics!!!!って?・・・そんなものがあるのですね。
いまどきのことは、全然分からないです。
花とゆめ(※女の子向けのまんが雑誌ですヨ)のまんがって、ハマるひとはハマる、魔の作品がけっこうあるんですよね。
「っポイ!」とか「赤僕」を何回読んだことか。
この「すごいまんが」も花ゆめに載っていたのですか・・・そうですか・・・。
内容:秘境、埼玉出身の主人公。
身分をロンダリングし、東京の名門高校へ転校する。
海外で育ち、今まで知らなかった埼玉県民への不当な扱いを初めて目の当たりにし・・・
主人公(男!)を好きになった生徒会長(男!!)の想いは叶うのか!
生徒会長の主人公への想いは、埼玉という壁を乗り越えられるか・・・って、はあ・・・
代表作他、短編2作品を収録。
お気に入り度:★★★★☆
キュートなキスーシーンもあり、とっても内容が盛りだくさん♪
実在の人名団体名とくに地名とはまったく関係ありませんのでそこんとこよろしく、だそうです。
登場人物がかわいくて~。
個人的に好きな「おじさんと女の子」の組み合わせも堪能できて、満足です!!
皆川 博子著 猫舌男爵
「猫舌男爵」
皆川 博子著
ハヤカワ文庫 初版:平成26年
短編はあまり読みません。
この本は短編ですが・・・そうですねー、5編入っていますね!
皆川さんの書かれる文章はちょっと難しくて、スピードを速めて読むと、内容がわからなくなってしまうのですヨ。
だから、短編でありますが、短編気分で気軽に読めないんです!
すごーく分厚い小説も書かれていますが、こちらはこれで、楽しみが長~く続きます・・・とってもお得!!
内容:今いる世界に似たところ、どこかにこんな世界があるのだろうか。
水の中に死後の快楽を見出し、日本語の解釈を想像し、日常から少年が飛び立ち、・・・現実の狭間をのぞきこむと、そこにはあるのかもしれない。
奇想短編集5編収録。
お気に入り度:★★★★★
猫舌男爵とは素敵な猫なのかしら、人なのかしら・・・いつ出てくるのかしら・・・
あれ?
タイトル買いな本書でしたが、男爵のことは忘れて、奇想天外な話にどっぷりのめりこめました。
華麗で知的な文章が読みたい時に!
手軽に(分厚くない)皆川さんの作品を読みたい時に!!
三島 由紀夫著 夏子の冒険
「夏子の冒険」
三島 由紀夫著
角川文庫 初版:昭和35年(改版初版:平成21年)
本についているマークを集めて送ると、文豪時計などが当たるキャンペーンがありましたね。
ちょっと奇抜なグッツでしたが・・・(対象は誰なのか!?)、いまもあるのでしょうか?
※文豪時計とは、も文字盤に夏目漱石などの写真が使用されている腕時計ですヨ・・・
内容:夏子はある日、修道院へ入ると家族へ発言する。
突拍子もないこの宣言だが、突然考えついたことではない・・・夏子なりに、自分の人生を考え、嘆き(主に男性に!)、決断したことだ。
だが、北海道へ家族の女性陣と渡る時に、初めての衝撃におそわれる。
しかも男性に!!
たどり着いた北海道で繰り広げられる冒険・・・恋、そして。
お気に入り度:★★★★☆
文豪の作品だからって、難しいことを考えないで、楽しく読んでくださいね!ね!
というか、ほかの三島作品を有名どころ以外よんだことない・・・けど関係無い。
ちゃんとたのしかったです。
というか、三島由紀夫じゃない人が書いたのかな?とすら思いましたよ、拍子抜け(いい意味で)。
考えて決断できる女性は、素敵でかわいいです。
水晶体の裏のオコゲに踊らされる
ナッツは目に良いらしい。
テレビでやっていました。
食べ物の「焦げ」の成分が、目の水晶体の裏にどんどんこびりついて、ピント機能を妨げてゆく・・・という、何というおそろしい話・・・。
焼き魚の焦げた皮とかおいしいと思って食べていたから・・・みりん干しは、すこし焦げたほうがいいよね~と思って食べていたから、目が悪くなったのか!!
本読みすぎだからではないのですね!
でも大丈夫!
ナッツには、そのオコゲを取ってくれるナントカっていう成分があるんで~す。
わ~すごい!
さっそく買いだね!1キロ、ポチっとな!
(絶賛、踊らされております。)
1日に、体重60キロの人は、アーモンドなら20個ちょい食べると効果らしいです。
20個ちょい・・・ですよ~。
気になるものはすぐ買っちゃうんですよ。貯金しないといけないのになぁ。
気晴らしに、クッキーが入っていたカワイイびんに入れてみました。
塩味がついていないので、とっても安心ですわー。血圧は大事ですよ。
初めてなので、ナッツのオールスター(いろいろ入っているから?)を購入。
くるみとピーカンナッツが香ばしくて気に入りました。
西 加奈子著 きりこについて
「きりこについて」
西 加奈子著
角川文庫 初版:平成23年
関西という土地になじみが無いからか、関西弁に無意味にびびります。
大阪や京都など、地区による違いがあるらしいのですが、なんだか「未知」的に聞こえるのです・・・ののしられたらどうしよう、とか。
決して、関西がきらいなわけではないのです。そんな目にあったこと無いですし!
西さんの関西弁はなぜか平気な不思議・・・。
しかも、猫が関西弁だなんて、超キュート!とまでも思わせます。
私が西さんを大変好きだからでしょうか。
ところてんには、絶対に酢醤油と青のりですけど。
内容:まぁまとぱぁぱに愛されて育つきりこ。
赤ん坊の時から、きりこはまわりの人を圧倒してきた。
子ども達が自我を持つようになった時、きりこに対するまわりの対応がすこしずつ変わってゆき、そして、きりこ自身の考えも変わると・・・
小学生の時からずっとそばにいる猫の「ラムセス2世」と共に、世の中で、また自分にとって大事なことを考えるきりこ。
そして、そのまわりの人々と猫たちは・・・
お気に入り度:★★★★★
猫好きの視点が大~変分かっています!
至上の生き物、猫!香ばしい肉球のにおいすらただよってくるよう・・・
スーハーしたい!!
愛されて育ったきりこだからこそ、人にも猫にもやさしくなれるのでしょう。
のびのびとした気分になり、元気が出てきます。